既読が増えるのに、誰も返信しない ――クラスLINEに混ざっていた“いないはずの誰か”

学校の怪談

既読が増えるのに、誰も返信しない ――クラスLINEに混ざっていた“いないはずの誰か”

私の名前は花梨(かりん)、都内の大学に通う20代の学生です。
これは、私が高校時代のクラスLINEグループで体験した、本当にあった“おかしなこと”です。


大学2年の春、久しぶりに高校の友達から連絡がきて、「今度みんなで集まろうよ」って話になったんです。
その流れで、当時のクラスLINEグループが動き始めました。懐かしい名前が並び、なんだか嬉しくて、私もすぐに反応しました。

だけど――すぐに違和感がありました。


「◯◯って誰?」
って、ある男子がぽつりと投稿したんです。

その名前は、“安西奈々”って女の子。
正直、私はその子を覚えてなかった。
でも、クラスの誰かの記憶違いかなって、みんなも最初は気にせずスルーしてたんです。

ただ、グループのメンバー一覧を見ると、確かに“安西奈々”ってアカウントが入ってる。
しかも、アイコンは真っ黒な画面で、ステータスメッセージは「ただいま、また会えるね」。
……誰?


そして次の日から、奇妙なことが起き始めました。

グループに誰も投稿していないのに、既読の数が“1つ多い”んです。
たとえば、今見ているメンバーが10人しかいないのに、既読が11。
誰が見てるの?とざわつく中、「既読11は、奈々ちゃんじゃね?」とふざけ半分に言う人もいた。

でも、その夜から、参加してたメンバーの何人かが「変な夢を見た」って言い出したんです。


夢の内容はみんな似ていて、
“教室の隅に立って、ずっと何かをブツブツ言っている長い髪の女の子”
が出てくるらしい。

その子が、少しずつ近づいてくる。
目を合わせちゃいけないのに、気づけば目の前にいて、こう囁くんです。

「どうして、忘れたの?」


その夢を見たって子たちは、次々にグループを退会しました。
やめた方がいいって言われたけど、私は怖いもの見たさでそのまま残っていた。

ある日の夜、寝る前にグループを開くと、投稿がひとつだけ増えてた。
送信者は、“安西奈々”。

メッセージには、こうだけ書いてあったんです。

「つぎは、花梨ちゃんのばんだよ」


指が凍るかと思うほど冷たくなって、スマホを落としました。
すぐにグループを退出しようとしたけど、何度やってもエラーが出て抜けられない。
その日は怖くて電気をつけて寝ました。


次の日、朝の5時。
目が覚めると、部屋の隅に女が立ってました。
制服姿で、髪が顔にかかってて、目が見えなかったけど――私には分かりました。

あれが“奈々ちゃん”だって。


私は、必死にスマホを手に取り、グループを削除しました。
なぜか、その瞬間にその女の子はすっと消えました。
まるでLINEの“削除”と一緒に、存在そのものが消えていったかのように。


あれから数年経ちますが、私はもう一切、あのグループの誰とも連絡を取っていません。
調べても、“安西奈々”なんて子は、どのクラス名簿にもいなかった。

じゃあ、あの既読は、
あの投稿は、
あの夢は、――何だったんでしょうか?


あなたのスマホにも、知らない“誰か”が混ざっていないと、言い切れますか?

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